スキンケアコラム

2017.12.05更新

細胞を活性化させ、アンチエイジングや美容効果、美肌効果もあるプラセンタ(胎盤)。一口にプラセンタといっても、人間をはじめ、さまざまなプラセンタが存在します。そんなプラセンタの種類を紹介します。


■ヒトプラセンタ
プラセンタ

ヒトプラセンタとは、その名の通り人間の胎盤から抽出されたプラセンタ。アンチエイジングや美容に高い効果を期待でき、安全性も非常に高いプラセンタです。医療機関のみで扱うことができ、日本国内の厳格な基準をクリアした「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類しか存在しません。これらは厚生労働省の認可を受けたプラセンタ製剤で、プラセンタ注射で使用されます。


■馬プラセンタ
馬

豚プラセンタの300倍といわれるアミノ酸を含んだ、ウマの胎盤から抽出された馬プラセンタ。日本国内では、血統や飼育まで徹底管理した環境の中で育てられるサラブレットの胎盤が利用されるケースが多く、その効果や安全性も優秀だといえます。ただ、ウマは年に1頭しか出産せず、豚プラセンタや羊プラセンタと比較すると価格は高め。主にサプリメントなどに使用されています。


■豚プラセンタ
豚プラセンタ

プラセンタの中で最も多く利用されているのが豚プラセンタ。ブタは年2回、一度に10頭前後を出産するために、プラセンタを効率よく大量に抽出でき、安価に利用できるメリットがあります。ブタは病気にかかりやすく、飼育過程でワクチンなどを投与されていることも少なくなく、プラセンタに不純物が混ざりやすいというデメリットも。日本SPF豚協会の定める病原体基準をクリアした、SPF豚のプラセンタが選ぶときの目安となるでしょう。主にサプリメントやドリンクなどに使用されています。


■羊プラセンタ
羊プラセンタ

羊プラセンタは、アメリカやヨーロッパで人気のプラセンタ。国内流通量はあまり多くありませんが、人間の胎盤に近いアミノ酸組織をもっているので、拒否反応などが起こりにくく、身体に馴染み浸透性が高いという特徴をもっています。ヒツジは免疫力が高く、病気にかかりにくい特性をもっており、ワクチンなどの投与による胎盤への影響も少ないといえます。主にサプリメントなどに使用されています。


■植物プラセンタ
植物プラセンタ

植物には胎盤がないので、厳密には「プラセンタ」とは呼べませんが、植物の胎盤にあたる胎座から抽出されるのが植物プラセンタ。アロエや大豆、ライ麦、トウモロコシなどから抽出されています。美肌効果などは期待できるものの、植物プラセンタには成長因子(グロースファクター)が含まれないので、健康面の改善やアンチエイジング効果などは限定的だといえます。安全性は非常に高く、主に化粧品などに使用されています。

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

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