スキンケアコラム

2017.12.05更新

プラセンタ・コラーゲン・ヒアルロン酸… どれも美容や美肌、アンチエイジングなどに効果的といわれる成分ですが、その違いは一体どこにあるのでしょうか?


■プラセンタが細胞を活性化させ美肌成分が生まれる
女性

プラセンタもコラーゲンもヒアルロン酸(ムコ多糖類の一種)も、体内で分泌され、美容や美肌など、美しいお肌やきれいなお肌をつくりだすのに欠かせないもの。コラーゲンはお肌にハリや弾力を与え、ヒアルロン酸は保水能力に優れ、うるおいあるお肌へと導きます。コラーゲンやヒアルロン酸が減少すると、乾燥やシミ、しわ、たるみなどを招く原因にもなるのです。
コラーゲンもヒアルロン酸も、表皮の下にある真皮で生みだされているのですが、このふたつをつくるのが「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」。この線維芽細胞を活性化させるのがプラセンタなのです。プラセンタに含まれる成長因子(グロースファクター)の一種であるFGF(線維芽細胞増殖因子)やIGF(インシュリン様増殖因子)が、コラーゲンやヒアルロン酸を生む細胞の大本に働きかける力をもっているのです。
体内で分泌される成長因子は、残念ながら赤ちゃんの頃をピークに年々減少していってしまいます。プラセンタでこれを補うことによって、細胞の活性化を図り、新陳代謝や基礎代謝をあげて、うるおいに満ちたハリのあるお肌へと導くのです。
-pickup-
【コラーゲン】
お肌にハリや弾力を与える働きがあります
【ヒアルロン酸】
みずみずしくうるおいあるお肌を保つ働きがあります
【プラセンタ】
コラーゲンやヒアルロン酸をつくりだす線維芽細胞を活性化させる働きがあります

 

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.12.05更新

新陳代謝や基礎代謝、免疫機能に働きかけ、シミやしわ、くすみなどのお肌のアンチエイジングや美容にも効果的なプラセンタ。そんな若々しい美肌をつくるプラセンタの成分を紹介します。


■若さと美しさをアップさせるプラセンタの成分
女性

“若返りのエキス”とも呼ばれるプラセンタ(胎盤)。もともとは「更年期障害」「乳汁分泌不全」「慢性肝疾患(肝硬変・慢性肝炎)」などの治療薬として利用されてきました。哺乳類の胎盤から抽出されるプラセンタは、赤ちゃんの成長を支える「成長因子」や「栄養因子」に富み、細胞を活性化させる成分が絶妙なバランスで含まれています。
その数は5000種類を超えるともいわれ、人間に必要な三大要素といわれるたんぱく質や脂質、糖質はじめ、さまざまな有用成分が新陳代謝や基礎代謝、ホルモン分泌などを整え、アンチエイジングや美容、美肌にも効果を発揮するのです。

○成長因子
たんぱく質の一種である成長因子(グロースファクター)は、細胞の増殖や分化、修復、再生を促進する作用があり、アンチエイジングの強い味方。HGF(肝細胞増殖因子)やEGF(上皮細胞増殖因子)、NGF(神経細胞成長因子)、FGF(線維芽細胞増殖因子)、IGF(インシュリン様増殖因子) などがあり、細胞分裂のきっかけとなる刺激を与え、健やかな身体や若々しい肌を生み出す働きがあります。

○アミノ酸
アミノ酸はたんぱく質を構成する成分のひとつで、体の細胞をつくる元になります。普段、肉や魚、ご飯などの食品から取り入れていますが、高分子化合物であるため吸収率が低いという側面をもっています。プラセンタにはロイシン、リジン、バリン、スレオニン、イソロイシン、グリシンなど、約20種類のアミノ酸が含まれており、単体で構成されているために、体内への吸収率がよいのです。

○ビタミン
体内でつくることのできないビタミンは、身体のさまざまな生理機能や体調を整え、代謝をスムーズにする働きがあります。プラセンタには、ビタミンB1やB2、B6、B12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシンなどが含まれています。

○ミネラル
血液や体液に働きかけ、身体のさまざまな機能維持、調整をするミネラル。食品では牛乳やヨーグルトなどに多く含まれている成分で、プラセンタにもカルシウムやナトリウム、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛、鉄などが豊富に含まれています。

○核酸
遺伝子の修復や正常な細胞分裂を促し、新陳代謝や基礎代謝を高めます。もともと肝臓で合成されますが、加齢とともにその量は減少。アンチエイジングに大きく影響する成分でもあります。

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.12.05更新

細胞を活性化させ、アンチエイジングや美容効果、美肌効果もあるプラセンタ(胎盤)。一口にプラセンタといっても、人間をはじめ、さまざまなプラセンタが存在します。そんなプラセンタの種類を紹介します。


■ヒトプラセンタ
プラセンタ

ヒトプラセンタとは、その名の通り人間の胎盤から抽出されたプラセンタ。アンチエイジングや美容に高い効果を期待でき、安全性も非常に高いプラセンタです。医療機関のみで扱うことができ、日本国内の厳格な基準をクリアした「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類しか存在しません。これらは厚生労働省の認可を受けたプラセンタ製剤で、プラセンタ注射で使用されます。


■馬プラセンタ
馬

豚プラセンタの300倍といわれるアミノ酸を含んだ、ウマの胎盤から抽出された馬プラセンタ。日本国内では、血統や飼育まで徹底管理した環境の中で育てられるサラブレットの胎盤が利用されるケースが多く、その効果や安全性も優秀だといえます。ただ、ウマは年に1頭しか出産せず、豚プラセンタや羊プラセンタと比較すると価格は高め。主にサプリメントなどに使用されています。


■豚プラセンタ
豚プラセンタ

プラセンタの中で最も多く利用されているのが豚プラセンタ。ブタは年2回、一度に10頭前後を出産するために、プラセンタを効率よく大量に抽出でき、安価に利用できるメリットがあります。ブタは病気にかかりやすく、飼育過程でワクチンなどを投与されていることも少なくなく、プラセンタに不純物が混ざりやすいというデメリットも。日本SPF豚協会の定める病原体基準をクリアした、SPF豚のプラセンタが選ぶときの目安となるでしょう。主にサプリメントやドリンクなどに使用されています。


■羊プラセンタ
羊プラセンタ

羊プラセンタは、アメリカやヨーロッパで人気のプラセンタ。国内流通量はあまり多くありませんが、人間の胎盤に近いアミノ酸組織をもっているので、拒否反応などが起こりにくく、身体に馴染み浸透性が高いという特徴をもっています。ヒツジは免疫力が高く、病気にかかりにくい特性をもっており、ワクチンなどの投与による胎盤への影響も少ないといえます。主にサプリメントなどに使用されています。


■植物プラセンタ
植物プラセンタ

植物には胎盤がないので、厳密には「プラセンタ」とは呼べませんが、植物の胎盤にあたる胎座から抽出されるのが植物プラセンタ。アロエや大豆、ライ麦、トウモロコシなどから抽出されています。美肌効果などは期待できるものの、植物プラセンタには成長因子(グロースファクター)が含まれないので、健康面の改善やアンチエイジング効果などは限定的だといえます。安全性は非常に高く、主に化粧品などに使用されています。

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.12.05更新

もともと更年期障害などの医療用として利用されてきたプラセンタ。その細胞を活性化し新陳代謝を促す効果は、お肌へのさまざまな美容効果が期待できます。


■マイナス印象を与えるクマ・くすみを改善!
女性

不健康な印象や老けた印象を与えてしまう、目元のクマやくすみ。その原因は疲労や睡眠不足などによる血行不良や、こすり過ぎによる摩擦、紫外線などによる色素沈着などといわれています。
細胞を活性化して細胞分裂を促進するプラセンタには、新陳代謝や基礎代謝を高める効果に加え、血行促進や疲労回復などを促す効果も備わっており、クマやくすみの改善を期待できます。また、個人差はありますが、20代で28日、30代で40日、40代で55日などといわれる肌のターンオーバーを向上させることにより、色素沈着などの改善にも役立つのです。


■お肌の明るさや若々しさを改善!
プラセンタは、もともと身体の中に備わり、細胞を活性化させる「成長因子」や「栄養因子」を豊富に含んだ成分です。そのような成分は赤ちゃんの頃をピークに20歳から急激に減少。30代では20代の頃の30%、40代では40%も減少してしまうのです。この影響は全身はもちろんのこと、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)にも関係してきます。傷などが年齢を増すごとに治りにくくなるのはこのためです。この肌細胞を活性化させることがアンチエイジングにつながり、明るく若々しい素肌を手に入れることに結びつくのです。
-pickup-
【ニキビ・ニキビ痕を改善!】
ニキビの主な原因は、ニキビ菌(アクネ菌やマラセチア菌など)によるもので、古い角質が毛穴に詰まり、そこでニキビ菌が増殖することによって起こり、ストレスやホルモンバランス、睡眠不足、食習慣、化粧品との相性などによっても症状の悪化を招きます。プラセンタがもつ抗炎症作用は、このようなニキビにも有効で、新陳代謝を高め肌のターンオーバーを整える作用とともに、ニキビ痕の改善などにもつながります。

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.12.05更新

プラセンタとは日本語で「胎盤」のことで、赤ちゃんを育むための豊富な栄養素に富んでいます。これを抽出したプラセンタは、きれいなお肌を生み出す、さまざまな美容効果をもっています。


■気になるシミを改善!
シミ

シミの原因で、その筆頭に挙げられるのが紫外線。お肌の表皮は、主にケラチン細胞と少しのメラニン細胞から成り立っているのですが、紫外線を浴びるとメラニン細胞が活性化されメラニン色素をつくりだします。このメラニン色素はケラチン細胞へと受け渡され、ケラチン細胞の核を守るために褐色化することで起きるのが日焼けです。
正常なお肌のターンオーバーが行われていれば、角質層が剥がれ落ちることによって、メラニン色素も排出され、元のお肌の色に戻るのですが、加齢やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどにより、お肌のターンオーバーが乱れると、メラニン色素がいつまでも留まることになり、これがシミの原因をつくります。
新陳代謝や血行促進を促し、細胞に直接働きかける力をもったプラセンタは、新しい細胞の生成をサポート。お肌のターンオーバーを整え、メラニンや色素沈着した部分を早く排出することで、美しいお肌へと導きます。


■老けて見えるお肌のシワ・たるみを改善!
シワ

歳を重ねるごとに増えてくる目元や口元のシワ。実年齢より老けて見えてしまうシワはとくに女性には大敵です。シワは加齢や女性ホルモン、乾燥などが原因といわれますが、そのひとつに挙げられるのが、お肌の真皮にある「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」の働きが悪くなること。
線維芽細胞は、お肌のみずみずしさや弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどを生み出す大切な細胞。その生成力が低下してしまうと、目元や口元、首筋などのたるみを招き、表情筋を動かす力なども加わり、弾力のなくなったお肌では十分な回復を促せず、その部分が固定化してシワをつくってしまうのです。
細胞分裂を促す成長因子(グロースファクター)に富んでいるプラセンタは、この線維芽細胞を活性化させ、うるおいとハリのある健康的なお肌へと導きます。また、保湿効果もありみずみずしいお肌を保つことも期待できるのです。

-pickup-
【毛穴の開き・お肌のキメも整える】
お肌のシワやたるみと大きく関係している、毛穴の開きやお肌のキメ。加齢やホルモンバランスの乱れ、線維芽細胞の機能低下などに加え、喫煙や睡眠不足など、その原因は生活習慣にもあるといわれます。新陳代謝を改善し、細胞を活性化させるアンチエイジング効果のあるプラセンタには、お肌のキメや引き締めなど、若々しく健康的なお肌をつくる美容効果ももっています。

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

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