スキンケアコラム

2017.11.30更新

時間を止めることができないように、歳をとることを止めることはできません。残念ながら、若さは永遠ではないのです。歳を重ねるほどに気になってくるシワやシミ、たるみなど… 肌の老化は避けられませんが、ちょっとした工夫で老化現象を緩やかにできる、美肌を保つポイントがあります。


■紫外線がお肌の光老化を招く
紫外線

「冬だから紫外線対策なんかしなくても大丈夫!」なんて思っていませんか。それは大間違い! お肌の老化原因の60~80%は紫外線などが影響する「光老化」といわれ、美肌にとっては大敵なのです。紫外線は年間を通じて降り注いでいるので、冬でも日焼け止めなどを使った日常的なケアが大切です。
紫外線には、主にUV-A波とUV-B波があり、皮膚の角質層を刺激して日焼けを起こすのがB波、光老化でお肌へのダメージがとくに大きいのがA波。UV-A波は肌の奥の真皮にまで到達する性質をもち、肌の弾力を失わせ、シワやたるみを引き起こす原因をつくります。紫外線からお肌を守るためには、シチュエーションにあったUV-A波、UV-B波を十分にカットできる日焼け止め選びが重要です(各PA値、SPA値が高いものほど効果が高い)。


■お肌の乾燥は美肌の天敵
お肌の老化を招くもうひとつの大きな要因が「乾燥」。乾燥は肌のカサつきだけでなく、シワやシミをつくる原因や毛穴を目立たせる原因にも。乾燥を予防するためには保湿を徹底することが重要です。顔を洗うときも熱過ぎるお湯は避けて、ぬるま湯でやさしく洗い、洗顔後には化化粧水や乳液、クリームなどで、うるおいを逃がさないようにしてあげましょう。
空気が乾燥する冬などには、加湿器などを利用して、お部屋自体の乾燥を防いであげることも有効です。


■栄養バランス・生活習慣が影響する酸化・糖化
栄養バランス

活性酸素により細胞の酸化が起こると、肌にハリを与えるコラーゲンの形成の乱れ、肌のターンオーバーの乱れなどを引き起こし、さまざまな形で肌に悪影響を与えます。糖化は、体内のたんぱく質が食事などによって摂取した糖と結びつき、劣化したたんぱく質(AGEs)がつくられ肌の色艶が悪くなるなどの影響をおよぼします。
どちらも栄養バランスの影響が大きく、カロリーや脂質が高いものは控えめに、ビタミンやミネラルなどを豊富にとることを心がけるほか、喫煙やアルコール、ストレス、睡眠不足など、生活習慣も影響していることが多いので注意しましょう。


■美しさをつかさどる女性ホルモン
女性ホルモンの一種であるエストロゲンの減少やホルモンバランスの乱れも、お肌の老化を引き起こすひとつの要因。エストロゲンは、女性らしさや美しさをつかさどる大切なホルモンですが、不規則な生活や睡眠不足、ストレスなど、些細なことでバランスを崩してしまいます。また、その分泌は28歳ごろをピークに、年齢を重ねるごとに減少していってしまいます。
個人差はありますが、更年期(閉経前後5年間)を迎える40代からは大幅にエストロゲンの分泌量が減少します。規則正しい生活を心がけるとともに、豆腐や納豆などの大豆イソフラボンを多く含む食品、ビタミンB6が豊富なマグロやカツオ、ビタミンEが豊富なナッツ類など、女性ホルモンやホルモンバランスに働きかけ助ける食品を積極的にとるよう心がけてください。

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

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