スキンケアコラム

2017.11.28更新

健康な髪や頭皮をつくるために、積極的に取り入れたい食べ物やその栄養素をご紹介します。育毛にはバランスのよい食事が欠かせません。マッサージやヘアケアなども大切ですが、内側からのケアにも積極的に取り組んでいきましょう。


■たんぱく質が健康な髪をつくる!
たんぱく質

髪の主成分である「ケラチン」は、複数のアミノ酸が結合したたんぱく質でできており、健康な髪をつくるためには欠かせない栄養素といえます。たんぱく質には、肉や魚などの「動物性たんぱく質」と、豆腐や納豆などの豆類に多く含まれる「植物性たんぱく質」の2種類があり、どちらのたんぱく質もバランスよく摂取することが理想です。
ただし、動物性たんぱく質を多量に摂取し過ぎると、内臓に脂肪が付きやすくなり、内臓機能の低下や血行不良などのトラブルを起こすことも。血行不良は育毛の大敵なので、とり過ぎには注意が必要です。健康な髪のためにも、「植物性たんぱく質」を優先して、良質なたんぱく質を毎日欠かさず摂取しましょう。
【主な食材:卵・白身魚・牛乳・鶏肉・豆腐・納豆・枝豆など】


■ビタミンが健康な髪をつくる!
ビタミン

ビタミンは、たんぱく質をアミノ酸に分解して身体の中に取り込むために、必要不可欠な栄養素です。とくに、髪のために重要なビタミンB2、B6、Eを、たんぱく質と一緒に摂取すると、頭皮の環境を整えて、髪の成長を助ける働きをしてくれます。
「ビタミンB2」「ビタミンB6」には、細胞の代謝を活性化し、頭皮の皮脂をコントロールする働きがあるため、健康な髪や頭皮のために、なくてはならないビタミンです。また、血行がよくなれば髪や頭皮に十分な栄養をいきわたらせることができます。複数のアミノ酸が結合した「ビタミンE」には血管を広げる作用があり、血行不良の改善に役立ちます。
【主な食材:卵・ウナギ・青魚・オリーブオイル・ナッツ類・アボカドなど】


■亜鉛が健康な髪をつくる!
亜鉛

亜鉛は、皮膚の形成や毛髪合成に必要なミネラルの一種です。新陳代謝をよくして、抜け毛や薄毛の予防、育毛にも効果的な栄養素です。しかし、どんなに頭皮のためになると言っても、過剰に摂取するとリスクもあります。1日に摂取する量は10~15mg(牡蠣なら2個程度)を目安にしてください。
【主な食材:牡蠣・ウナギ・納豆・チーズ・アーモンド・のり・レバーなど】
-pickup-
【サプリメント】
体や髪のために必要な栄養素を、毎日の食事だけで摂取し続けていくのは大変です。食事で足りない分はサプリメントで補っていくのがおすすめです。とくに、亜鉛は体外に排出されやすい栄養素なので、サプリメントを活用して不足しないように心がけましょう。
特徴

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.28更新

秋冬は、寒さや乾燥が気になる季節。いつもよりお肌の調子が悪いと感じてはいませんか?髪も同じように、ツヤがなくなったりパサついたりと、トラブルも増えてきます。そのまま放っておくと抜け毛や薄毛の原因になることもあるので、しっかりとケアしてあげましょう。


■血行不良に注意しよう
女性

寒くなってくると、冷え性に悩む女性も多いのでは。「冷え」の原因の多くは寒さによる血行不良です。血行不良になると、手足の先などが冷たくなるだけではなく、髪にまで悪影響を及ぼすことがあるのです。
髪の毛に必要な栄養素は、毛細血管によって運ばれていますが、体が冷えると毛細血管が収縮して、毛根まで十分な栄養素が届かなくなってしまいます。そのため、栄養不足になった髪は細くなり、抜けやすくなってしまうのです。血行不良にならないためには、体を冷やさない習慣づくりが大切。毎日の食事に身体をあたためる食材を積極的に取り入れ、適度な運動と暖かい服装を心掛けてください。


■乾燥に注意しよう
湿度が低くなってくるとお肌だけではなく、頭皮も髪も乾燥します。暖房の効いた部屋では、とくに注意が必要です。皮脂の分泌量が減って頭皮が乾燥すると、「かゆみ」や「フケ」といったトラブルが起こってしまうので、秋冬には保湿効果があるヘアケア用品を使用するのがおすすめ! 保湿をしても「かゆみ」や「フケ」が治まらない場合は、早めに専門医を受診するようにしてください。


■毎日のシャンプー
女性

寒くなってくると、熱めのシャワーで頭を洗いたくなりますね。でも、過度に熱いお湯での洗髪は必要な皮脂まで洗い流して、乾燥を助長させてしまうので、ぬるめのお湯(38℃前後)で洗うのがポイント。乾燥が気になる時は、うるおいを保つタイプのシャンプーを使用し、トリートメントでうるおいをたっぷり補う。また、髪や頭皮が汚れていないのなら、2日に1回程度の洗髪でも大丈夫です。


■ドライヤーなどヘアケアに注意しましょう
髪が濡れたままだと寒い冬などは、慌ててドライヤーをかけていませんか?毛髪は熱に弱く、長時間ドライヤーをかけると抜け毛や枝毛の発生につながります。ドライヤーをかける時間を短くするためにも、洗髪後はタオルドライをして水気をよくふきとり、髪ではなく、頭皮にドライヤーの風をあてるようにして乾かしましょう。
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【血行をよくする食材を使用してバランスのよい食事】
年末も近いこの時期は、パーティーや飲み会など外食の回数も増え、脂っこい食事が多くなりがちですよね。脂肪や塩分のとりすぎは、身体はもちろんのこと、髪の毛にも悪影響。根菜類・生姜・唐辛子など血行をよくする食材や旬の野菜を上手にとり入れ、バランスのとれた食事を心掛けましょう。

特徴

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.28更新

抜け毛の原因は、「ストレス」「食生活」「睡眠不足」などさまざまです。最近は、若い世代でも抜け毛や薄毛に悩む男性が増えてきています。代謝量やホルモンバランスの違いによってケア方法も異なりますので、年齢にあった育毛対策で、抜け毛や薄毛の進行を食い止めましょう。


■20代男性の育毛対策
20代

20~30代の若い世代に現れる抜け毛や薄毛は「若年性脱毛症」という症状で、いわゆる若ハゲといわれるものです。遺伝が原因の場合もありますが、多くは生活習慣やストレスが原因とされています。皮脂の分泌量が多い20代男性は、規則正しい生活を心掛け、しっかりと頭皮の汚れを洗い流すことが育毛のポイント! 洗い方が不十分だと、ヘアセットに使った整髪料が残り、抜け毛や薄毛を引き起こす原因となってしまいます。


■30代男性の育毛対策
30代では社会的な責任が増え、身体的な衰えも気になり始めます。20代の頃に比べて収入が安定してお付き合いも増えてくるので、外食や飲み会の回数も増えがちです。脂っこい料理が中心の食生活では、男性ホルモンのバランスが乱れ髪の成長を狂わして、抜け毛や薄毛が進行する場合も。偏った食生活を見直し、バランスのよい食生活を心掛けましょう。
また、睡眠不足も原因のひとつに考えられますので、働き盛りの年代で忙しいとは思いますが、週に1度くらいは適度な運動と十分な睡眠をとるようにしてください。


■40代男性の育毛対策
40代

新陳代謝が下がってくる40代では、髪の毛が育つ毛根に栄養分を運ぶ血流が滞りがちに。頭皮をマッサージするようにシャンプーすることで、頭皮の新陳代謝が活性化され育毛によい環境がつくられます。新陳代謝の低下のほかに、過度なストレスも頭皮の血流量を減らす原因です。ストレスを溜めないよう、運動や趣味などで発散する習慣をつけてください。


■50代以上の男性の育毛対策
50代になると少しずつ老化現象が始まり、髪の毛だけではなく全身の体毛が薄くなり始めます。歳のせいだと育毛をあきらめてしまいがちですが、毛根がなくなってしまうわけではありません。頭皮のマッサージや食生活の見直しによって、抜け毛や薄毛の進行を遅らせることができます。
いずれの年代でも、頭皮の状態を見極めて、正しいケアをしていくことが一番の近道!専門クリニックで、医師による治療やアドバイスを受けながら、普段の生活習慣を見直していくことで育毛効果をより高めていくことができます。

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.28更新

秋から冬にかけては乾燥している日が多くなる季節。お肌はもちろんのこと、髪や頭皮にも乾燥は大敵です。パサパサ・カサカサの髪にならないように、しっかりうるおいケアしてあげましょう!


■髪の水分12~15%をキープ
髪の水分

健康な髪は12~15%の水分を保持しているといわれています。この髪の水分が7%を下回ると、表面のキューティクルがカラカラになり剥がれ落ちて、髪内部からも水分が出ていってしまうことに! 切れ毛や枝毛、裂け毛などを招き、髪のダメージが深刻化してしまうので、秋から冬にかけては、とくに乾燥しないようにケアしてあげることが大切です。


■室内も加湿してうるおい空間
室内

湿度が20%を下回ることもある冬は、外はもちろん、エアコンなどの影響でオフィスや部屋の中も空気はカラカラ。乾燥は髪や頭皮だけでなく、お肌や喉などにも影響が。加湿器などを使用して湿度45~60%に保つと、髪や頭皮へのダメージも防ぐことができます。つけ過ぎは禁物ですが、保湿効果のあるスタイリング剤などを使うのも有効です。


■シャンプーは1日1回
朝と夜など、1日に2回以上シャンプーするのも頭皮や髪にはよくありません。夏に比べ秋から冬は皮脂の分泌量も減るので、1日1回のシャンプーで十分。清潔に保ちたいからと、度を越した洗髪は、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、逆に乾燥などを引き起こします。
38℃前後のぬるめのお湯で、頭皮に爪を立てることなく、指の腹を使ってやさしく洗ってあげましょう。シャンプー後は、コンディショナーやトリートメントでしっかりヘアケアを。毛根への詰まりを防ぐためにしっかりとすすぐことも大切です。


■ストップ!乾かし過ぎ
ドライヤー

ドライヤーを使って髪を乾かすときも、ちょっとした工夫でうるおい髪をキープできます。ドライヤーは20cm前後はなして、1カ所にあて過ぎないように。髪の表面や毛先だけ乾かしがちですが、髪の根元から乾かすようにしてください。マイナスイオンドライヤーを使うと、静電気を抑えることもできます。乾かし過ぎに注意して、8割くらいの乾いた感じが理想です。

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.28更新

「ワカメは黒髪にいい」「ハゲは遺伝する」など、髪にまつわる眉唾ものの迷信や噂は数多くあります。それだけ多くの方が、髪のことを気にしているということなのでしょうか。そんなウソかホントかよくわからない、髪にまつわる伝承をズバッ! と一発回答 !!


■海藻は黒髪にいい?
黒髪

ワカメやコンブ、ひじきなど、昔から海藻類は黒髪にいい! とよくいわれますよね。細長~くて、緑褐色や黒色が多いから「黒髪」を連想させるのでしょうか。もし、それらを食べてフサフサでツヤツヤの黒髪になるのであれば、白人も黒髪になるはずです。なので「黒髪」ということではウソ。特定の食べ物が毛の色調に関与するかのような諸説は、医学的根拠はまったくありません。
ですが「髪によい」ということでは、一概にウソともいえません。海藻類にはビタミンや亜鉛などのミネラルが比較的多く含まれているので、髪の成長や健康を助ける要素はもっています。


■白髪を抜くと白髪が増える?
白髪を抜けば当然のことながら白髪は減りますが、その抜く行為が白髪をかえって増やすということはありません。ということでウソ!
白髪は、毛根(毛包)にある毛母メラノサイトの機能低下や消失によりメラニン色素を含まない毛。毛根の毛隆起に存在する、メラノサイト幹細胞の消失によることが証明されています。加齢とともにメラノサイト幹細胞が消失して、白髪が増えていく傾向があります。白髪を抜いて、増えていくことはありませんが、毛根にダメージを与えてしまうことがあるので、抜くのではなく、切ったほうがいいでしょう。


■頭皮マッサージは育毛にいい?
マッサージ

皮膚に慢性的な摩擦などの刺激を与えると、体毛が部分的に濃くなることは知られています。しかし、頭皮のマッサージや叩くことが髪の軟毛化を防止し、男性型脱毛症(AGA)を予防するという証明はされていないのが現状。なのでウソ! マッサージなどにより頭皮の血行が促進されることは証明されているのですが、育毛との関連性は未解明です。


■ストレスで白髪になる?
ストレスで白髪

円形脱毛症の症例の2割程度は、なんらかの精神的ストレスがきっかけで脱毛が起こることが知られていますが、白髪とストレスの関連性は今のところ証明されていないのでウソ!
ただし円形脱毛症では、白色毛よりも黒色毛の成長期毛根が影響を受けやすい病態があり、もともと白髪が多いグレータイプの毛髪では、黒色毛が抜け落ちると白髪化したように見えることがあります。白髪は加齢とともに増加し、社会的立場から精神的、肉体的ストレスが大きい中年以降で増えるので、白髪がストレスのせいにされやすいのではないでしょうか。


■髪を洗い過ぎるとハゲる?
洗髪を頻繁にし過ぎれば髪は傷みますが、脱毛とはまったく関係ないのでウソ! ただ髪をいたわるなら1日1回のシャンプーで十分。洗髪のし過ぎは、頭皮の乾燥なども招きます。頭を洗うときは、爪を立てずに指の腹で優しく洗うこと。爪で頭皮を傷つけてしまうと、表皮細胞が修復しようと分裂・増殖し、これがフケとなってしまいます。整髪料などをシャンプーでしっかりと落とし、すすぎをしっかり行うことが大切です。。



投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.28更新

秋は抜け毛の多い季節といわれます。夏の紫外線や疲れの影響、季節の変わり目の体調不良などさまざまな要因が考えられます。個人差はありますが髪は約10万本あり、健康な人なら1日100本程度の髪が自然に抜け落ちています。シャンプー後や朝起きた枕に髪の毛がどっさり… なんて経験ありませんか。150本以上抜けるようなら注意が必要。抜け毛対策をしっかり行って、健康的な頭皮と髪を保ちましょう。


■秋冬の抜け毛・薄毛の主な原因
-pickup-
◆ 夏の紫外線 ◆ 夏の疲れ ◆ 季節の変化 ◆ 乾燥 ◆ 冷え(血行不良) ◆ 食習慣
◆ ストレス ◆ 髪・頭皮のケア方法


■01夏のダメージを回復
夏のダメージ
夏の強い紫外線や疲れは、思った以上に頭皮や髪に負担をかけています。規則正しい生活を整えるとともに、毎日丁寧なシャンプーを心掛けましょう。毎日2回以上のシャンプーは厳禁。頭皮に必要な皮脂なども洗い流してしまいます。ぬるめのお湯(38℃前後)で、頭皮に爪を立てることなく、指の腹を使って、トントンと頭皮をマッサージするような感覚でしっかりシャンプーを。トリートメント後は、毛根への詰まりを防ぐためにしっかりと洗い流してください。


■02髪もお部屋も保温と加湿
秋から冬にかけては、乾燥する日が増えてくる季節。皮脂の分泌量も夏に比べて減少するので、髪もしっかりと保湿ケアをしてあげてください。屋外だけでなく、室内も暖房などの影響で乾燥しています。加湿器などを用いて湿度45~60%に保つと、髪や頭皮へのダメージも防ぐことができます。


■03身体を冷やさず新陳代謝アップ!
肌寒さを感じる日も多くなる季節柄、“冷え”や“血行不良”は髪や頭皮にも大きな影響を及ぼします。髪へは毛細血管によって栄養が届けられているのですが、血行が悪くなると髪に十分な栄養が行き届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因になってしまうのです。体温が1℃下がると、免疫力が30%低下してしまうといわれ、全身の健康にも影響します。
ネギやショウガ、根菜類などの身体を温める食事を心掛けるとともに、ストレッチなどの軽い運動、シャワーだけではなく、しっかりと湯船につかるなども効果的。湯船につかることは、頭皮の皮脂や汚れなどを浮き上がらせることに加え、ストレスの解消などにも役立ちます。


■04頭皮と髪のやさしくケア
やさしくケア

秋はおしゃれを楽しみたい時期でもありますよね。パーマやカラーリングなども度を越してしまうと髪にも頭皮にもダメージが。とくにパーマとカラーリングを同日に行うなどは、薬剤が頭皮に与える影響も大きくなるので、避けるほうが無難です。
また、ポニーテールなど、毎日髪が引っ張られた状態のヘアスタイルも牽引性脱毛症を招くことがあるので注意が必要。髪を乾かすときも、ドライヤーを20cm前後はなして、1カ所にあて過ぎないように。毛先だけでなく、髪の根元から乾かすようにしてください。







投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.28更新

日本全国で約600万人、5人に1人は、髪や頭皮に何らかのトラブルを抱え悩んでいるといわれます。このような抜け毛や薄毛は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの減少やホルモンバランスの乱れが大きく影響しているといわれます。髪が痩せる、ハリ・ツヤがなくなる、色が薄くなるなどの症状がある場合は注意が必要です。


■びまん性脱毛症
びまん性脱毛症は、40代前後から始まる更年期によくみられる抜け毛・薄毛のタイプで、女性ホルモンの急激な減少、ストレス、極端なダイエットによる栄養不足などが原因。女性の抜け毛・薄毛の症状で最も多いタイプです。女性の抜け毛・薄毛の場合は、男性のように髪の生え際などから薄くなることはなく、髪全体のボリュームがダウンし、つむじや分け目が目立ってきて、頭皮が透けて見えるようになるのが特徴です。

【びまん症脱毛症】
びまん症脱毛

【AGA(男性型脱毛症)】
uMO
U型              M型            O型


■分娩後脱毛症
分娩後

出産後に多くみられるタイプの抜け毛・薄毛の症状です。妊娠後期になると女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が活発になり、髪の成長も維持されるのですが、出産後はエストロゲンが減少し、髪の成長は休止してしまいます。このために髪が抜けたり、生えてこないので薄毛になったりするのです。
分娩後脱毛症は、出産に伴う一時的なものなので半年から1年ほどで自然に回復することがほとんどです。ただし、高齢出産などで体力の回復が遅い場合は、回復しにくいこともあるので注意しましょう。


■びこう性脱毛症
びこう性脱毛症は、頭皮が乾燥しフケを伴う抜け毛や薄毛。フケが毛穴を塞いでしまうので毛穴が炎症を起こし、髪の成長を妨げるのです。間違ったヘアケアが大きな原因といわれるので次のことを守って、清潔でうるおいある頭皮や髪を保ちましょう。
-pickup-
【美しい髪をつくる5つの方法】
◆ シャンプーは1日1回
◆ 指の腹を使って頭皮や髪をやさしく洗う
◆ シャンプーやトリートメント後のすすぎをしっかり
◆ ドライヤーは20cmはなして1カ所にあて過ぎない
◆ 静電気が起こりにくいブラシを使う


■脂漏性脱毛症
フケを伴う薄毛や抜け毛の症状で、もうひとつ挙げられるのが脂漏性脱毛症です。パサパサの乾燥したフケではなく、ベタついたフケが特徴といえます。男性に多いタイプですが、女性でも起こることがあるので注意しましょう。皮脂が過剰に分泌されて毛穴を塞ぎ、常在菌が異常繁殖して炎症を起こします。毎日のシャンプーをしっかりと行い、血行をよくし、脂っぽい食事などに気を付けることが大切です。


特徴

投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.28更新

抜け毛や薄毛など、髪のことで悩んでいる男性も多いのでは? 昨今、耳にすることも多くなったAGA(エージーエー)は、日本全国に1260万人もいるといわれる男性型脱毛症です。
その特徴的な症状や進行パターンなどを紹介します。


■AGAとは?
AGA(エージーエー)とは、“Androgenetic Alopecia”の略で「男性型脱毛症」のこと。成人男性に多く見られる髪が薄くなる状態です。抜け毛や薄毛で悩んでいる30~50代の男性のほとんどがAGA(エージーエー)ともいわれ、その数は日本全国で1260万人にものぼります。AGA(エージーエー)の原因は、一般的に遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられていますが、食習慣やストレス、生活習慣など、さまざまな要因が関係しています。


■AGAが疑われる主な特徴・症状
下記のような症状に心当たりがある場合は、AGA(エージーエー)が疑われるのでお気軽にご相談ください。
◆ 祖父母に薄毛・ハゲている人がいる
◆ 思春期以降に髪が薄くなりはじめた
◆ 抜け毛が増えた気がする
◆ うぶ毛のような細く短い毛が多くなった
◆ 髪のハリ・コシがなくなった
◆ 薄毛が徐々に進行しているようだ
◆ 額の生え際から髪が後退した
◆ 頭頂部から髪が薄くなった
◆ 額の生え際と頭頂部の両方から髪が薄くなった


■AGAの3つの進行パターン
AGA(エージーエー)は、進行性の脱毛症で徐々にではありますが、抜け毛や薄毛の範囲が広がっていきます。その進行パターンは大きく3つに分けられます。
【U型:前頭部から進行】
U字

AGA(エージーエー)の進行パターンの中で最も多いタイプ。前頭部の生え際から抜け毛・薄毛がはじまり、徐々に頭頂部にまで広がっていきます。進行パターンがアルファベットの「U」に似ていることからU型とも呼ばれ、東洋人に多いタイプのひとつです。

【M型:左右に(こめかみ)から進行】
M型

U型と似ていますが、前髪の中央部分を残して、前頭部の左右から抜け毛・薄毛がはじまり、徐々に頭頂部まで広がっていきます。最終的に中央部の前髪が残る場合と残らない場合があります。進行パターンがアルファベットの「M」に似ていることからM型とも呼ばれ、白人に多いタイプのひとつです。

【O型:頭頂部から進行】
O型

頭頂部のつむじ辺りから抜け毛・薄毛がはじまり、それが徐々に円形に広がっていきます。進行パターンがアルファベットの「O」に似ていることからO型とも呼ばれ、U型やM型と同時に進行する場合もあります。



投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.22更新

この頃、髪の毛が薄くなった、頭皮が目立つようになった、生え際が後退したように思うなどのお悩み抱えている方も多いのでは。日本の成人男性の3人に1人は、抜け毛や薄毛、ハゲなど、髪や頭皮に何らかのトラブルを抱えているといわれています。そんな抜け毛や薄毛、ハゲの原因といわれる6大要素を紹介します。
頭

■1.男性ホルモン
男性ホルモンの一種テストステロンは、男らしさをつかさどる「活力の源」ともいえるホルモンです。髭や体毛の成長も促すのですが、毛根(毛乳頭など)に存在する「5αリダクターゼ」と結びつくことでDHT(ジヒドロテストステロン)に変化し、この物質が髪の成長を阻害し、抜け毛や薄毛の原因と考えられています。昨今、耳にすることも多くなったAGA(エージーエー)「男性型脱毛症」の大きな要因のひとつとしても挙げられます。


■2.遺伝
昔から「薄毛やハゲは隔世遺伝する」といわれたりしますが、これもまるっきり嘘でもないことが最近の研究などでわかってきています。男性ホルモン受容体遺伝子(AR gene)が男性ホルモンの一種テストステロンの影響を受けやすいと、抜け毛や薄毛を引き起こしやすいというのです。この遺伝子はX染色体にあるため、母方に薄毛の人がいると遺伝しやすいと考えられています。あくまで抜け毛や薄毛の一因ではありますが、医療機関を受診すれば容易に毛髪のDNA配列の解析を行えるので、原因究明には有効な手段ともいえます。


■3.食事
脂っこいものや糖分、塩分などのとり過ぎは、全身の健康に影響するだけでなく、肌や髪にも影響します。外食ばかりの食生活や暴飲暴食は控えめに、栄養バランスの整った食生活を心掛けましょう! とくに現代人にとって不足しがちなのは、ビタミンやミネラルなど。野菜や果物、海藻類、乳製品などを多めにとって、身体も髪も健やかに保ってください。また、喫煙は血管を収縮させ髪や頭皮への血行を悪くするので、注意が必要です。
食事

■4.ストレス
人間関係や仕事関連など、何かと付きまとうストレスですが、過度なストレスは髪や頭皮などにも悪影響。髪や頭皮には、毛細血管を伝わって栄養分が運ばれているのですが、ストレスを受けると毛細血管は収縮してしまい、十分な栄養分を届けることができなくなってしまいます。血行が悪くなることで、正常な髪の成長も妨げられてしまうのです。ストレスはひとりで抱え込み過ぎず、心や身体に余裕をもった生活を心掛けましょう。


■5.睡眠
睡眠は健康的な身体を維持するためにも重要ですが、髪のダメージは就寝中に修復され、成長も促すともいわれています。そのゴールデンタイムが22時~翌2時まで。一般的な生活を送っているうえでは、それほど敏感にならなくてもいいと思いますが、1日の生活リズムを整えて、熟睡できる環境をつくりましょう。
睡眠

■6.髪・頭皮のケア
毎日のシャンプーは当たり前ですよね !! もし怠っているようなら、皮脂などの汚れが毛穴に詰まり頭皮や髪の健康は損なわれてしまいます。毎日、洗っているからと安心してはいけません。整髪料などはキレイに洗い流されていますか? 力一杯洗ったり、爪を立てて洗うことも頭皮を傷つけてしまうのでNG。シャンプーやトリートメントが残らないように「よくすすぐ」ことも大切です。


投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

2017.11.22更新

同じ抜け毛や薄毛でも、男性のAGA(エージーエー)と呼ばれる男性型脱毛症と女性特有の女性型脱毛症では、その症状などに大きな違いをもっています。


■女性の薄毛は休止期が長く髪のボリュームがダウン
薄毛
一般的なAGA(エージーエー)「男性型脱毛症」の場合は、額の生え際や頭頂部から髪が薄くなり、うぶ毛のような細く短い毛がなくなりハゲていくのに対して、女性の抜け毛や薄毛は、髪が生えている範囲は変わらないのに、髪の量が少なくなることが特徴です。
髪には3~7年のヘアサイクルがあり、髪が生まれ伸びる「成長期」(2~6年)、髪の成長が止まる「退行期」(2週間前後)、髪が抜ける「休止期」(3~4カ月)という3つのステージがあります。男性の抜け毛や薄毛の場合は、このステージの成長期が極端に短く、うぶ毛や短いまま髪が抜け落ちている状態。女性の場合は、休止期が長くなり、成長期への活動を再開しない状態なのです。
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【男性の抜け毛・薄毛の特徴(AGA・男性型脱毛症)】
◆ 髪が育たない
◆ ヘアサイクルの成長期が短く、髪が成長せず抜け落ちている
◆ 額の生え際から髪が後退・頭頂部から髪が薄くなりはじめる
【女性の抜け毛・薄毛の特徴(女性型脱毛症)】
◆ 髪が生えない
◆ ヘアサイクルの休止期が長く、活動を再開しない
◆ 髪全体のボリュームがダウンし、つむじや分け目が目立つ


■女性ホルモンが減少する40代前後は注意!
女性ホルモン
女性の抜け毛や薄毛の一因として最も見受けられるのが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの減少やホルモンバランスの乱れです。エストロゲンは髪の成長はもちろん、女性らしさや美しさをつかさどる大切なホルモンです。その分泌は28歳ごろをピークに、年齢を重ねるごとに減少していってしまいます。
個人差はありますが、更年期(閉経前後5年間)を迎える40代からは大幅にエストロゲンの分泌量が少なくなり、抜け毛や薄毛を招く可能性が大きくなります。髪が痩せる、ハリ・ツヤがなくなる、色が薄くなるなどの症状がある場合は注意が必要です。
特徴













投稿者: 医療法人青青会 三愛クリニック

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